クレームの意味とは

「ゴキブリを持って土下座」「電話越しに排泄音」悪質クレーマーからの被害がエグい
(週刊女性PRIME - 10月09日 22:00)

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かつて一度だけ、クレームをつけたことがある。
某市役所地下にある、あまり小綺麗ではないラーメン食堂で
ラーメンを食った時のこと。
食い終わってから、残ったスープを飲もうとして、ギョっ!
小さなゴキブリの子供が浮いているではないか。
これは黙っているわけにはいくまい。
そこで周囲の客に気づかれぬよう、黙って店員に手招きをして呼び寄せた。
やってきたおばちゃん店員に、何も言わずにどんぶりを指した。
おばちゃん店員は、いかにもおばちゃん特有の大声で
「あらまっ!これはすいませ~ん!」と叫びだした。
声に驚いた厨房の店主がこちらを見る。
慌てて、指を口に当てて制止した。
しかし、こちらが周囲の客に気づかれないよう、気遣っているのに
それでも大声で
「申し訳ありません!違うのをお持ちしますか?」と言う。
だが、こちらは大食漢ではないので、小声で
「いや、もう食ってしまったので、これ以上は食えないから良い。
 以後、気を付けて下さい」と、会計を済ませて出た。
           ◇
クレームというのは、サービス提供者の落ち度を当事者本人に気づかせ
改善を促すことであって、大袈裟に騒いで他の客に触れ回り
評判を貶めることではない。
鬼の首を取ったような、思慮も配慮も分別もない
愚かな利己主義のクレームは、相手の反省を促すどころか
逆恨みを買うだけである。