短期は損気で商売は左前

キレずに「怒り」を伝える方法

www.excite.co.jp

駐車、除雪、ゴミだしなど、日常生活で
トラブルが起こりやすい場面はいろいろあるが
最近は頭ごなしで、突然にどやしつける短絡的な御仁が多いと感じる。
かつて、立体駐車場を利用していた時、後から来たクルマに順番を譲るため
入り口の隣へ移動させてスペースを空けた。
片綸が、玉砂利を敷いただけの隣家の商店の敷地に入った。
めざとく年配の店主が見とがめ、いそいそと出てきて怒鳴りだした。
「そこへ止めてもらっちゃ、困るんだな!」
「ぁあ、すぐに入車しますよ」と、言っても「直ぐにどけろ」と言って聞かない。
「いゃ、永久に止めるわけでなく、一時的に避けているだけですよ」
「そのクルマが先に入ったら、続いてこれも入れますから」
それでも「直ちにどけろ」と聞かないので、ついにこちらも頭にきた。
「何がそんなに問題なんですか!!」と、逆に問い詰めると
「そこに水道管が埋まっているんだよ!」
これを聞いて、こちらはさらに激昂し、立て続けに詰問した。
「なぜ、それを先に言わないのか!
 そういうことなら、それを分かりやすく明示し
 駐車禁止を表示しておけば良いではないか」
「誰も水道管の埋設などは知らないのだから
 今後も同様のことが起こりかねない。
 その度に、あんたはそうして怒鳴るつもりか?
 もしもあんたの店の客が、知らずに止めた場合でも
 そうして怒鳴りつけて追い立てる気か??
 それが客商売のあるべき態度か!!」
言わずもがなのことまで、言ってしまった。
             ◇
通常なら「申し訳ないが、そこには水道管があり、重量は禁物なので
早めに移動させて頂きたい」と静かに伝えれば、それで十分だろう。
相手は子供ではないのだ。
近年はキレる中高年、キレる高齢者がニュース記事に見られるが
心に余裕がないのか、または処世がよほど下手なのだろうと思う。
だから、近隣トラブルを解決するどころか、自らトラブルへ発展させ
近隣関係をこじらせるという子供じみた事態に至るのだろう。
店舗が築30年は過ぎた、自宅兼店舗という典型的な昭和初期の商店で
塗装もはげて見るからに寂れており、そしていつ見ても客の姿も見られないが
店主がこんな了見の狭い気質で、横柄な態度では、客も寄りつくまい。
明るく綺麗で、客が入店しやすいムードというのも
客商売として施設面でのサービスの基本だと思うが、外観は投げやりで
店主もホスピタリティがなく、自分本位で感情が動くようでは
商売も怪しいものである。
             ◇
手前味噌の話をするのもなんだが、かつて大型病院の向かい側にある
駐車場を利用していた頃、時折、見知らぬクルマが無断駐車していたことがある。
こちらは用事が済んだので、早くクルマを離れたいのだが
路上駐車では違反切符を切られる懸念もある。
そこで、その無断駐車の直後に密着させ、路上へのはみ出しを極力抑えて駐車した。
ビルの壁に向かって一台ずつ横に並ぶ構造であるから、閉じ込める形となった。
そこで、クルマの持ち主が戻った時のために
「お戻りの際は、こちらへご連絡を」と書いたメモを車内に提示しておいた。
やがて電話のベルが鳴る。おずおずと怯えたような女性の声で「あの~…」
瞬時に事情が分かったので「あぁ、お見舞いは済みましたか。
直ぐに動かすので、少々お待ち下さい」と言って駆けつけた。
バツが悪そうにしているが、おかまいなしでさっさとスペースを空けた。
それ以降、自分の駐車場は同時に見舞客のための補完駐車場と割り切ることにした。
みな苦情や叱責を覚悟していたのだろうが
こちらがビジネスライクのポーカーフェイスなので、呆気に取られたかもしれない。
しかし、人にも様々な事情があろう。斟酌してやるくらいの余裕は持ちたいものだ。

ゆりかごから墓場まで~保育から介護まで

さすがの日本も「国民の高齢化には対処できず、まるで無力」=中国

news.searchina.net

対処法は1つしかないのだ。池田勇人のような所得倍増計画により
若い世代の所得水準を飛躍的に向上させ
出産、育児、教育に対する負担と将来不安を解消することしかない。
施設保育などは、後からで良い。
ベビーシッターを雇えるほど家計の余力があれば
育児経験があり、また元保育士として働いた経験がある高齢者で
体力に余力あれば、雇用も生じる。
             ◇
待機児童対策のために、保育園の増設と保育士の増員を目指しているが
わざわざ用地を確保して、新設する必要がどこにある。
中高一貫教育校などが登場しているが、そこに保育園、幼稚園から
高齢福祉施設まで、全世代向けの施設を増設すれば良いだけのことである。
あるいは、大学の敷地内にそうした施設を設けても良いだろう。
施設の出入りに不都合があれば、玄関だけを別に分けておけば良い
そうして、世代間交流を促進すれば、世代間の相互理解も深まる。
子供や若者は敬老の精神と、介護のあり方を理解できるだろう。
一方、高齢者は若者や子供との接触で
若さと気力を保ち、痴呆症にもかかりにくくなるだろう。
常に触れ合いがあれば、孤独死などというものは存在しなくなる。
いじめに悩みながらも、体面を気にして、親、教師に相談できない子供は
老人たちに甘えて、相談するのが良いだろう。
老人は、ただ歳を取っているのではない。
長く生きた人生の知恵を持っているのであるから
思わぬ解決策も授かるかもしれない。
そして、老人はいずれは老衰で世を去る運命だが
人生経験の未熟な子供達は、絆の生まれたところにもたらされた
人の死の悲しみを理解し、死生観を考える思慮深さが育まれるだろう。
良いことずくめではないか。
             ◇
問題は、教員や介護士などの確保で、法令に基づく所定の要員は必要になるが
例えば、余力ある教員が介護士や保育士の資格を得たり
介護士が教員資格や保育士資格を得るなどして互換性を持ち
手薄なところを補完し合うことができれば、不足をカバーできるのではないか。
分野ごとにスタッフの職場が隔離されるのでなく、分野を超えた流動性があれば
常に見守りが可能になり、異変に迅速に対処できるようになる。
そうなれば「男児わいせつ画像」の交換で逮捕される4人や
「女子トイレのぞき専用鏡」を持つ不届き者もいなくなり
老人を叩いたり、ベランダから投げ落とす大バカ者も現れなくなるだろう。

キチガイに刃物

カンニング竹山「炎上を逆手に取れば、言論を操れる怖さ」

headlines.yahoo.co.jp

あるFBIのOB捜査官が話していた。
「我々は民間人の自警団に権限は与えません。
 なぜならば、民間人の彼らは、訓練を受けた我々と違い
 抑制が利かなくなるからです」
これは1971年にスタンフォード大で行われた監獄実験でも実証されている。
学生を看守役と囚人役に分けたロールプレイングでの共同生活実験で
看守役はやがて傲慢となり、囚人役への虐待が見られるようになった。
逆に囚人役は卑屈になり、虐待にも必死に耐えるようになった。
かくして、本来のパーソナリティが役割に基づいて変貌し
崩壊の危機に陥ったことから、実験は急遽中断されたが
それでも架空の権限に麻痺していた看守役の学生らは
実験後もその役回りを続けさせろと、要求したという。
置かれた状況が、パーソナリティに与える影響を如実に物語っている。
            ◇
これはペンを本来の職業ツールとしない、一般のネット発信者も同様だろう。
「ペンは剣より強し」、「無冠の帝王」、「第三の権力」などと言われるように
ペンは人を生かすことも殺すこともできる、デリケートなツールである。
まだ不慣れな駆け出しの頃、加減も限度も考えずに筆誅記事を書いた結果
1人の官員と1人の政治家の死期を早め
さらに、1人の政治家の政治生命を絶ってしまったという痛恨の経験がある。
いち早くネットが発達した韓国では、ネット上の批判が原因で
5人もの若き男女タレントが首を吊ってしまった。
かつて、タレントのスマイリー菊池は
綾瀬女子高生コンクリート事件の犯人の一人と誤認され
ネットで告発され続けた結果、出演依頼もCMも激減する苦境に追い込まれた。
相談を受けた四課(当時)刑事らにより
数人の書き込み者が逮捕されて事件は解決した。
こうした危険なツールを、加減も分からず、セルフコントロールもできない大衆が
ネットによって手にした結果が「炎上」だろう。
記事は、10代による炎上では、抑制する者が一人もいなかったと述懐しているが
判断力も自己抑制力も未熟な世代であり
それはまさにFBI元捜査官の発言を裏付けているとも言える。
            ◇
しかし、今後もネットを通じたトラブル工作や
逆に沈静工作などは続くだろう。
たとえば中国の五毛(10円)党は、政府に不満を持つ人民の炎上沈静工作が主目的で
要員が全国に2000万人もいるという。10円×2000万人=2億円の工作予算である。
韓国では、李明博元大統領のプロパガンダ機関としてVANKがあり
朝鮮学校高等部では、ホロン部という工作集団がいる。
VANKYouTubeのKポップ動画再生数の水増し工作がバレて
YouTubeからもGoogleからも、国家ごとアクセス禁止となった。
これらに対し、アメリカはAIを利用して工作しているという。
AIが通常のネット民に成りすますシステムで
中国の人海戦術に対し、機械による効率的な対抗手段とも言われる。
トランプ当選の影にプーチンありと疑われ、FBIが捜査に乗り出しているが
ネットは大統領選をも左右するほどの重大ツールであることを
利用者は深く自覚しておくことが求められるだろう。

面倒な勧誘いろいろ

もう入れないで!「不要なチラシ投函」を撃退する方法3選

sirabee.com

近年は中古不動産市場の流動化で、中古住宅の販売件数が新築物件を上回り
さらには、価格が新築物件よりも中古物件の方が上回るといった
逆転現象も見られるという。
このためか「不動産を売りませんか」のチラシを、よく見かける。
Jリートや不動産ファンド等に伴うマンションブームで
デべロッパー間での土地の買い取り競争は激化しており
土地の仕入れに苦慮しているという。
その割には、かつて我が両親が、原野商法に騙されて購入した
不毛の原野を買い取る申し出が、一向に来ないわけだが…
             ◇
この数年来は、勧誘・宣伝目的の迷惑メールの多さに辟易する。
一日に50件も受信している。
もちろん、迷惑メールフォルダーへ直行だが
週末、休日を挟むと、500件に上ることがある。
実在の企業名を名乗るものや、意味不明な海外ドメインのウィルス添付メールや
見知らぬ個人名で、馴れ馴れしい口調で「会いたい」
「無視しないで返信ちょうだい」などとほざく、高額メールサイト誘導メールなど
種類は様々だが、いかに迷惑メールに設定しても
日に何度もドメインを変更するので、焼け石に水である。
総務省に転送するぞ、コラ」と返信しても、機械メールなので受信されない。
お手上げである。
             ◇
宗教の勧誘も煩わしい。外出時は、常に思考をめぐらしながら歩くので
悩みを抱えた、人生に迷えるおっさんに見えるのか、よく声を掛けられる。
ある時、エホバによる自宅訪問を受け、あまりに執拗なので
「手術が必要な時に、信仰上の理由で輸血拒否をさせられるのではかなわんぞ!」
と言ったら、逃げるように去っていった。
また「入信すると、血液が浄化されてガンにかからなくなり
また、すでにガンを発症した人も完治します」などという
怪しげな団体の訪問があった。
そこで「それが科学的に実証されているならば、なぜ学会で発表しないのだ?
それが真実ならば、世紀の大発見として、世界的にニュース報道され
発見者はノーベル賞候補者に推薦されるだろう」と問い詰めたら
相手は返答に窮し、挨拶もそこそこに逃げ帰った。
しかし、最近はそうした論議も面倒なので、別のカルトを名乗ることにしている。
創価学会の場合は「私はエホバ会員です」
統一協会の場合は「私はモルモン教徒です」
真光の場合は「私はアレフ信者です」

…かなりの効果あり。

イスラム以外から狙われ続ける日本

英コンサート会場で爆発、19人死亡 自爆テロ

www.asahi.com

日本で、なぜイスラムテロは起きないのかを不思議がる外国人の声があるようで
その考察を翻訳した動画がいくつか、公開されている。
実際には、オウムによるサリンテロや
古くは東アジア反日武装戦線による三菱重工、道庁爆破
日本赤軍浅間山荘事件、東大安田講堂闘争、成田闘争もあり
近年では、ペルーの日本大使館籠城事件
東南アジアのレストランでの日本人集団襲撃事件
ISによる軍事企業社長とジャーナリストの斬首事件
アルカイダによる2chネラー斬首事件
さらに身近なところでは、特亜での反日暴動、北鮮の日本人拉致事件
現在は沖縄米軍基地での、非暴力を標榜しながら暴力に近いテロもある。
礼儀正しく、勤勉、誠実、温厚、親切、規律正しさで
世界に評価されながらも、大人しい日本人は
これだけのいわれなき悪意に囲まれ、危険に曝されているのである。
テロ共謀罪を取り締まる法案成立も当然であろう。
          ◇
しかし、テロの本場イスラム圏から、本格的に狙われたケースは
確かに耳にしたことがない。
空港に礼拝所を設け、ホテル・レストランはハラルを学んで用意し
ホテル客室にはコーランケルト配備する日本の気遣いに
敵意を抱く狂人がいるとは思えない。
かつて、アルカイダのテロリストが日本に潜伏し
テロの実行が計画されたこともあったという。
ところが、何も知らない近所のおばちゃん達の
あまりの私心無き親切さに良心が痛み、テロの決行が忍びなくなり
中止してしまったとの逸話もあるようだ。
イスラムの敵であるアメリカの同盟国とはいえ、直接敵対するわけでなく
むしろ自分たちの信仰に敬意を示し、誠意と善意を示す日本人を
憎む理由は確かにないだろう。
もっとも、かつてボランティアスタッフまでも手に掛けた
アルカイダのザルカイのように、見境無き狂人もいるので楽観はできないが
そうした無心の善意に対し、逆に不合理に憎悪し、悪意で付け込み
仇で返す狂人といえば、人類とは遺伝子が異なる鮮人くらいのものではないか。

www.youtube.com

福祉財源の負担は企業社会も負うべき

サラリーマン目線の広告に共感 「労働時間削減、結局現場にムチャぶりですか?」 サイボウズに狙いを聞く

headlines.yahoo.co.jp

労働改革は収益減のリスクと隣り合わせのため
効率の良い生産システムへのイノベーションが無ければ
時短も容易ではないだろう。
しかし、それも企業経営の考え方次第だ。
今期の決算は、どの業種もプラスだったという。
中にはバブル期を越えた好決算を記録した業種もあるとのこと。
前年度の社内留保の総額は、311兆円から
511兆円へと飛躍的に増加したとの発表もあった。
         ◇
それでいて、いまだに高校を卒業できずに中退したり
大学に進学できない、または奨学金の返済に不安が残るといった
子供の貧困が解消されずに社会問題となっている。
保育を受けられない待機児童の問題も解消されていない。
この矛盾点の原因は、一つしかない。
政府の景気対策の恩恵を、企業側が独占して食い逃げしているからに他ならない。
政府の景気対策という所得再分配政策は
特定の企業・業種に利潤をもたらすことが目的ではない。
企業社会が所得再分配役として機能し
恩恵を社会還元することに眼目が置かれている。
しかしながら、企業が自己保身ばかりを考え
国富を独占する状況に陥るならば
かつて民主政権を生み出して失敗したように
福祉偏重を求める世論が再興することになりかねない。
         ◇
最近はJRが高級ホテルと見間違うような高級車両を導入し
高額の国内旅行を売り出すケースが見られるが
ターゲットは所得に余裕あるシニア層であって、若年者ではない。
ビジネスであるから、誰をターゲットにしても良いが
幼児期はベビーブームで甘やかされ
学生時代は、全共闘で怪しげな思想にかぶれて破壊活動に邁進し
長じてはバブルの恩恵に浴し、後代にツケだけを残した団塊層が
優雅な高額旅行をする一方で、将来を担う子供達が教育も受けられないような
格差の先に待ち受けているのは、国家の破滅である。
日本は修正資本主義として偏向を避け、バランスを保ってきて今日がある。
企業の自由競争の一方で、福祉体系も構築してきたが、福祉財源にも限界がある。
その負担は企業社会も担う責務があるとの認識が、経営陣には必要だろう。

裁量・忖度は当たり前

「首相夫人の名前出れば、気配り当たり前」元理財局幹部

www.huffingtonpost.jp

「誰が相手方に関係しようが、きちんと法令に基づいて対応…」
処遇に差別なく、公平公正を前提に法令通りの公務を執行するのは
行政として当たり前だ。
だが、それはあくまでも行政の前提でしかない。
以前にも助役の談話として書いたが
法令通りの執行しかしないのであれば
決裁権を持つ高給取りの幹部などは不要であり
係長・主任以下、安月給のヒラ担当官だけで十分ではないか。
まさしく区役所の窓口係と、事務処理係だけで良いのである。
          ◇
課長、部長、審議官、局長、技監、事務次官
役が上がるほど決裁権、決定権は強くなり
強大な公権力が付与され、高級も保証される。
何のために、彼らはいるのか。
つまり、庶民が持ち込む相談案件や陳情、要望、申請などは
どれもが画一的で単純というわけではない。
法令だけの解釈では、機械的に処理できない案件が世には無数にある。
今後の公務執行に当たって
予期せぬ支障をもたらしかねない困難事例もある。
そうした場合には、超法規的とも思えるような
大胆な政治判断が求められる局面もある。
その場合、決裁権も決定権も限られた組合級レベルの職員だけでは
対処のしようがなくなり、公務の停滞を招く事態となる。
それ故に、多年にわたって様々なケースに直面し
業務経験を重ねてきたベテラン幹部が
その経験に鑑みて政治判断を下し、受諾許可を与えるのである。
          ◇
その結果が、J・ベンサムの説いた「最大多数の最大幸福」に基づき
国民に利益をもたらすならば、法令の拡大解釈や忖度も
行政目的に適った決断であり、正当な公務執行と言って良いだろう。
そして、これが今後の類似ケースに対処するための前例・実績、経験則となり
代々引き継がれていく。
そして、それらは他省庁、地方自治体などにとっても重要な参考事例となり
普及拡大して慣例となっていく。
公務とはこのように構築されて、完成度が高まっていくのであるから
明治政府以来、構築されてきた行政組織と官僚機構の層が厚く
行革で定員を削減したり、機構改革による統合・再編などが
容易にできない理由はそこにある。
かつて外務大臣のポストに傲り、大胆にも官僚組織を敵に回し
強引な改革を試みた田中真紀子が、逆に更迭の憂き目を見たのは
そうした初歩も理解していなかったど素人だったと言うべきだろう。
          ◇
日本は社会主義国ではない。
かといって、自由放任主義の冷酷なジャングル資本主義でもない。
双方を兼ね備えた修正資本主義である。
融通の利かない機械的な公務処理は、行政執行の基本ではあるが
それだけでは完璧ではなく、政治的判断によって
公務の欠陥や限界をカバーするのが体系的な構造であるから
場合によっては裁量や忖度があるのは、至って当たり前である。
ただし、前提はあくまで原則を貫くことにあるから
公式には「誰が相手方に関係しようが、きちんと法令に基づいて対応…」
と、発言するしかないのである。
          ◇
その意味では、政治権力や官僚の公権力を
目的のために利用しようとした籠池のおっさんは
道義的にはともかく、戦略の方向性としては間違っていなかったのである。
ちなみに、そうした裁量や忖度を換金し
私腹を肥やすのが、特亜の汚職役人である。