食い逃げブラック企業を叩き潰せ

若い世代の死因、自殺最多=15~39歳「深刻」―政府白書

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自殺の原因は、言うまでもなく不幸と絶望だろう。
現在が幸福で、将来に希望、展望もある者が自殺するはずはない。
では、不幸の原因は何か。
不治の病に絶望して、または終わる展望がない無限のいじめ地獄
または、生きる意義、存在意義の喪失など様々だろうが
それ以上に多いのは、十分な収入や十分な休息が確保できない
労働環境にあるのではないか。
そして、それをもたらしているのが、ブラック企業である。
自殺総数は「小泉-竹中構造改悪」~「民主悪政政権」のレベルを下回ったという。
それはアベノミクスにより、以下のような成果を得たからとは言えよう。

求人倍率、バブル期超え=1.48倍、43年ぶり高水準―失業率2.8%・4月

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しかし、このうち労働基準に則した待遇、勤労環境を確保している優良企業は
どれくらいあるのか。
OECD先進国で、最多という現実を見る限りは、かなり怪しいものだ。
経済大国で、世界各国から国体が評価され、外人の移住希望者が多い国でありながら
肝心の本国人が、先進国で最も多く自殺を選ぶ国情とは。
こうした話題が出る度に、不断に主張しているが
景気対策を食い逃げする企業を厳格に懲戒する一方で
優良な雇用環境を維持する優良企業を優遇するアドヴァンテージにより
経営層のモチベーションを高めることだろう。