関ヶ原の東西決戦は現代も…
大阪人とは「日本に生息する中国人」ではなかろうか=中国メディア
これは面白い記事だ。
確かに、関西人は平均的な日本人とは異なり
建前主義ではなく、本音主義で生きる奔放さを感じさせられる。
首都が太閤時代のまま、関西ににあったなら
それが国内標準だったのだろう。
しかし、関ヶ原の東西決戦で敗北し、幕府が関東に移ったために
関東的な形式張った建前主義の気質が標準となり
関西人の率直な気質が異質に感じるようになったのだろう。
◇
かつて、大阪市の官吏と商用を兼ねて雑談した時
東京に対する悪口ばかりが耳についた。
それが関西人の視点なのだろうと、黙って聞いていたが
その幹部が言った。
「我々大阪人は、東京を良くは言わないのです」
本能的な嫌悪感が根付いていることが分かったが
強いて理由は問わなかった。
歴史的背景があるのだろうと、勝手に洞察し
歴史の傷口に触れるのは避けようと思ったのである。
本来は発言に慎重な役人が、こうまであけすけに発言するのも
おそらく、私が東西確執の当事者ではない
部外者の北海道人だから、気を許せたのではないかと感じた。
その一方、これが万事を開き直って開放的に生きる
率直な関西人気質なのかも知れないとも思った。
◇
しかし、そうした気質は大変に有り難かった。
別の幹部との商議で
「あんたも収益目的なんやろ。なんでそれを最初に言わへんのや」と
と言われて、心底救われた気分になった。
関東では、そうした本音をひたすら隠し
堅苦しい建前論で納得してもらわなければ
「それはできません」の一言で、全てが終わってしまうのである。
何しろ、行政は収入が法的に保証されている社会主義体制なので
資本主義社会で苦労しながら収益を得て
納税している納税者とは一線を画したがる。
そうした、収益(納税財源)獲得を目指す民間人の本音を
タブーとして忌避する関東の気風を、いやというほど経験してきたため
関西でも建前ばかりを述べていた自分が、恥ずかしくなったほどである。
◇
朝鮮半島に近い西日本は
戦後から不逞鮮人どもの拠点として荒らされてきたため
不良で出来損ないの準日本人が多いことから
とかく、ネットでは「関西民国」などと揶揄されるが
「結論から言いなはれ」「ほな分かった」と、理解の早い関西は
ビジネスにおいて、これほど効率的で合理的な地域はない。
それが「天下の台所」と呼ばれる商都として
栄えた原因でもあるのではないだろうか。
大阪市の当時の幹部職員さん方々、本当に有り難う御座いました。