政府の課題は改憲と忖度

古賀茂明「圧勝間違いない安倍総理が目指す総裁4選と“皇帝”への道」

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増加した観光外国人など、海外での日本の評価を見ると
かなり高いことが伺え、そこから日本社会のシステムと
内政には特に大きな問題点はなさそうだ。
そうなると、残された政治課題は、不当な捏造史観を楯に
侵略・タカリを正当化しようとする隣国への対抗力の向上であり
そのための憲法改正は国際社会の基準で見ても、当然のことだろう。
一方、経済政策としての課題は、景気対策の浸透で
膨大な年度予算によるバラマキ自体は
経済史を通して見る限り、間違いではない。
問題は、それをいかに隅々の下々にまで浸透させるかで
前回のバブルと違い、今日のバブルは企業止まりであることに問題がある。
前回のバブルは、行政、政府が民間取り引きにまで介入し
忖度した結果、資金の循環が促されたが
今回はモリカケ問題を通じて、野党が公権力の忖度を攻撃材料にしたため
行政府が萎縮して、バラマいた後は我関せずの無責任な態度に徹していることが
アベノミクスの足枷となっている。
忖度は、文部大臣のように私利私欲が絡むことが問題なのであって
大企業の下請けいじめや、不当ダンピング防止のための忖度は
何らの問題もない。
次期安倍内閣では、そこに気づいて実践して欲しいものだ。